特殊塗料と特殊ビーズの組み合わせによるヒートアイランド対策

地球を冷ます技術!? クールジョブとロードクーラー

大垣市の松岡コンクリート(松岡重吉社長)が、名古屋工業大と共同で、建物や路面などの蓄熱温度を下げる施工技術「ロードクーラー」を開発した。70度にも達するビル屋上の温度を約30度下げることができるといい、節電やヒートアイランド対策の一助となりそうだ。

 「ロードクーラー」は、ビルなどにあたる光を太陽の方向に直線的に返す(再帰反射)ことで、蓄熱を防ぐ。

 ビル屋上や壁面に、光の反射率が高い特殊塗料「クールジョブ」を塗り、再帰反射の効果があるガラス製の「クールビーズ」を散布する。蓄熱を防ぐことで、ビル内の気温も低下するため、冷房代の節約にもなるという。

 また従来の遮熱塗料と違い、光を乱反射させることがないため、都市全体の気温が上がるヒートアイランド現象の対策にも役立つという。

 名古屋工業大で生物環境工学を研究する岩尾憲三教授の特許に基づき、昨年10月から同社と大学が連携。塗料の配合やビーズの大きさなどを変えて実験や試作を重ね、開発に成功した。6月初旬から販売を始め、現在までに企業や個人宅、幼稚園など県内9カ所で施工している。

 同社によると、岐阜市内のレストランで、7月の曇りの日の午後2時(外気温31・5度)に屋上の防水シート上で効果を測定したところ、施工していない所では、70度にも上ったが、施工済みの場所では36・8度となり、約33度も温度が低下。施工主からは「涼しくなった」「クーラーの使用時間が減り、設定温度が低くても大丈夫になった」などの声が寄せられているという。

 施工費は1平方メートルあたり3000−3500円。塗装してから7年前後は効果が期待できるという。問い合わせは、販売元のシーエムテクノ=電0584(62)7837=へ。

 中日新聞 2008年8月22日(小椋由紀子)




特殊塗料と特殊ビーズの組み合わせによるヒートアイランド対策

概要・品質・性能
 特殊遮熱塗料(クールジョブ)と太陽熱反射角度・反射ビーズ(クールビーズ)を上手に組み合わせることにより、コンクリート構造物やスレートなどの昇温・蓄熱を抑えるヒートアイランド対策。
 通常のコンクリート製品は夏場の直射日光で約60℃にまで昇温・蓄熱するが、特殊遮熱塗料と太陽熱反射ビーズを吹き付けたコンクリート製品は、表面温度を約20℃以上も低下できる。このため、歩道や擁壁などに採用することで、低コストで実効的なヒートアイランド対策が講じられる。
 既設の現場では反射角を施さなくとも特殊遮熱塗料と太陽熱反射ビーズがあれば簡単に現場施工もできる。材料代は.工場渡しで700円/m2 と低価格。

用途
(1) コンクリート構造物だけでなく鋼板・スレート・タイルなどにも塗布できる。

実用化・情報
[試 作・実 験] 完了
[製造・販売実績] 有り
[技術情報の提供]パンフレット
[情報提供者](株)シーエムテクノ 技術部 吉田
[連絡先] (財)りそな中小企業振興財団 事務局
      TEL.03-3444-9541 FAX.03-3444-9546
技術移転
(1)形 態
部品・製品の供与、特許実施権供与
(2)相手先
建設業・コンクリート製品メーカー
(3)地 域
国内・海外のいずれでもよい

特許等
特許出願中


財団法人りそな中小企業振興財団 
技術移転情報より
http://www.resona-fdn.or.jp/new-tti/info/02_14.html
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