フィリピン人海外就労者、08年の母国送金が過去最高に

海外就労しているフィリピン人が2008年に母国へ送った外貨総額は、07年に比べ13.7%増の164億2000万ドル(約1兆5000億円)と過去最高を更新した。単月では6月に前年同月比30%増と大幅な伸びを記録したが、12月は同0.8%増にとどまっており、先行きには不透明感も漂っている。

 16日のフィリピン中央銀行の発表によると、地域別で最大の米州はカナダからの送金増が寄与し、07年比11.8%増と2ケタ増を確保したものの、総額の半分近くを占める米国は同3.5%増にとどまった。

 比では人口の1割にあたる約900万人が海外で看護師やメイド、船員、工場労働者などとして働き、送金は同国経済の柱のひとつになっている。比中銀は世界的な景気後退の影響で、今年の送金額は前年比6%増に鈍化すると予測。アロヨ大統領が昨年末、出稼ぎ先の新規開拓へカタールを訪問するなど、対応を急いでいる。
2009/2/16 日経ネット
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